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PARTSLED & CURRENT LIMITING9 MIN READ

LEDと電流制限抵抗LED の向き・電圧・電流と、必ず一緒に使う抵抗の決め方

LED は「光るダイオード」。電球と違って向きがあり、電流を制限しないと一瞬で壊れます。LED を安全に光らせる抵抗値の計算は、電子工作で最初に身につけたい計算です。

CONTENTSこの記事の目次

01 — POLARITY

向き(極性)

アノード (+)足が長い方プラス側へ接続カソード (−)足が短い方フチに平らな切欠きあり電流の流れる向き (+ → −)
DIAGRAM

砲弾型LEDの極性見分け方。足が長い方がアノード(+側)、短い方やフチの平らな切り欠きがある側がカソード(−側)です。

  • 足が長い方 = アノード(+側)
  • 足が短い方 = カソード(−側)。本体のフチが平らに削られている側
  • 逆向きにつなぐと光らないだけ(低電圧なら壊れにくい)。迷ったら逆にしてみる

02 — VF & IF

順方向電圧 Vf と順方向電流 If

LED は光るために「最低これだけの電圧」が必要で、これを順方向電圧 Vf と呼びます。色(材料)によって違います。

色Vf の目安
赤1.8〜2.2V
黄・橙2.0〜2.2V
緑2.0〜3.2V(材料で差が大きい)
青・白3.0〜3.4V

標準的な 5mm LED は 20 mA が定格ですが、5〜10 mA でも十分明るく光ります。マイコンの GPIO から光らせるときは、GPIO の上限を考えて 5〜10 mA にするのが無難です。

03 — CALCULATION

抵抗値の計算

R = (Vs − Vf) ÷ IVs:電源電圧 Vf:LED の順方向電圧 I:流したい電流
  1. 01

    電源電圧 Vs を決める:ESP32 や Raspberry Pi の GPIO は 3.3V、Arduino UNO や USB は 5V

  2. 02

    LED の Vf を決める:赤なら 2.0V とする

  3. 03

    流したい電流 I を決める:10 mA = 0.01 A

  4. 04

    R = (3.3 − 2.0) ÷ 0.01 = 130Ω → 市販値の 150Ω か 220Ω(少し暗くなるが安全側)

5V で赤 LED、10 mA なら R = (5 − 2.0) ÷ 0.01 = 300Ω → 330Ω。「3.3V なら 220Ω、5V なら 330Ω」を覚えておけば、赤・黄・緑の LED はだいたいこれで光ります。青・白は Vf が高く 3.3V だと余裕が少ないので、100Ω 程度にします。

TOOLLED 抵抗 計算機

電源電圧・LED の色・電流から、抵抗値と市販の近い値を出します。

04 — WIRING

配線

GPIO220ΩLEDGNDI ≈ 6mA3.3V
DIAGRAM

GPIO → 抵抗 → LED → GND の基本回路。抵抗はLEDの前でも後ろでも直列なので同じ電流(約6mA〜10mA)が流れます。

抵抗の発熱も確認しておきます。P = (Vs − Vf) × I = 1.3 × 0.01 = 0.013 W。1/4W 抵抗でまったく問題ありません。

05 — WATCH OUT

注意点

抵抗なしで直結しない

電流が制限されず、LED または GPIO が壊れます。3.3V + 赤 LED でも Vf を超えた瞬間に電流が急増します。

GPIO の電流上限

ESP32・Raspberry Pi の GPIO 1 本あたりは十数 mA が上限です。明るく光らせたい・複数光らせるときはトランジスタで駆動します。

06 — CHECK YOURSELF

理解チェック

Q15V で青 LED(Vf 3.2V)を 10 mA で光らせる抵抗は?

(5 − 3.2) ÷ 0.01 = 180Ω

Q23.3V で赤 LED(Vf 2.0V)を 220Ω で光らせると何 mA?

(3.3 − 2.0) ÷ 220 ≈ 0.0059 A ≈ 6 mA